Not Forgiven?
そして、帰宅し、現在リビングに5人で集まっている。
「………ごめん」
最初に口を開いたのは、慶ちゃんだった。
…きっと、慶ちゃんは私がこうなったことに一番責任を感じているのだろう。
瑠璃は慶ちゃんのことが好きなあまり、暴走しすぎた。
今回の事件は、それによって引き起こされたのだから。
でも、やっぱりそれは違う。
「慶ちゃん、謝らないで。
慶ちゃんは何も悪くないよ」
「でも……」
「でも、じゃない。
慶ちゃんは悪くないの。
本当に何も悪くない」