イジワル王子に恋して
部屋にチョコチョコとついてくる彩子。


エロ本を読みはじめた俺を怒りながら


私がいるでしょ?


なんて
たどたどしく言う。



この本みたいにしていいって事か?

なんて
ちょっと彩子にいやらしい事を考えてみる。



昨日はここで
彩子を抱いたんだ。



やばい…ムラムラしてきた…


手首を掴むと
一瞬で凍りつく彩子。


キスしたい…


だけど、
さっき…一生キスしないって
担架切ったばっかだ。


くそ。

まるで彩子にペースを崩されている。


そんな俺に


学校では付き合ってる事…内緒にして欲しいの。


なんて
ムカつく事を言った。
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