イジワル王子に恋して
「お願い…」


もう悔しくて
泣けてきちゃった。

ごめんね…圭くん。


「お…おいっ!泣く事かよっ」

「うぇ〜…」


子供みたいに泣く私。

焦るこいつ。


「せっかく…やっと…ひっく…付き合えたのにぃ…」

圭くんに
フラれたら、生きてる意味ない。


「…ずっと片思いだったわけ?」

「うん…ずぅっと好きだった…。」

「何年…?」

「16年…」

「はっ?お前、いくつだよ?」

「16歳…」


はぁー…

そいつがため息をつく。


「ならさ、大丈夫じゃん?心配しなくても。」

「ほん…とっ?」

「あぁ。」

「じゃあ…言っ…わない…っく?」

「だぁ〜…わかったよ!言わねぇよ…」

「ふぇ…ありがとぉ〜…うわぁん。」


って
こいつにお礼言うのも変だよね。


って後で気づいたんだ。
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