イジワル王子に恋して
「え?」

いきなりの馬鹿発言に一瞬とまどう。

「何がえっだよ…」

圭が彩子の頭をなぐる。

「いったぁ…」

「お前…俺が来なかったらどうなってたか分かんのかよ…」

そんな圭くんの真剣な目を見ていたら、自分もちょっと冷静になった。

「…ホテル行き?」

「それとも行きたかったわけ?」

「なっ///」

圭くんはスタスタと歩き出す。


彩子は急いで追いかけた。
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