ちっちゃな彼女。*30センチ差のいちごな初恋*
恋心を完全に失う日。
−side 麗奈−
コツ…コツコツ…
ヒールの音が、静かな空間に響く。
外を見ると、どこまでも青い空。
涼しい室内とは対照的に、
日差しが強く、とても暑そう。
こんな天気の日に、結婚出来るなんて幸せ者ね…。
ドキン…ドキン…
淡い水色のドレスを揺らしながら、歩く度に緊張が増す。
…コツ
とある部屋の前で、あたしは足を止めた。
控室。
少し大きなこのドアを開ければ…
“あの人”が。
もう準備出来たかな…?
コンコン
「はーい」
ノックすると、中から聞き慣れた、低くて優しい声。
「麗奈です。入っても大丈夫?」
「どうぞ」
私はドアノブに手を掛けて、深呼吸を1回した。
そして、手にほんの少しの力を入れる。
キィ…
コツ…コツコツ…
ヒールの音が、静かな空間に響く。
外を見ると、どこまでも青い空。
涼しい室内とは対照的に、
日差しが強く、とても暑そう。
こんな天気の日に、結婚出来るなんて幸せ者ね…。
ドキン…ドキン…
淡い水色のドレスを揺らしながら、歩く度に緊張が増す。
…コツ
とある部屋の前で、あたしは足を止めた。
控室。
少し大きなこのドアを開ければ…
“あの人”が。
もう準備出来たかな…?
コンコン
「はーい」
ノックすると、中から聞き慣れた、低くて優しい声。
「麗奈です。入っても大丈夫?」
「どうぞ」
私はドアノブに手を掛けて、深呼吸を1回した。
そして、手にほんの少しの力を入れる。
キィ…