*笑顔*
大失恋
高校2年生になって1ヶ月か経った頃
私は人生最大の大失恋をした。
[俺、学校辞めるとき、お前に聞かれて
本当の事言えずに嘘ついてたけど、
付き合ってる人いるねん。
お前の気持ち知っててこんな事してごめんな。
でも、絶対俺よりいい人と出会うから。]
4年間大好きだった人からあっさり
電話で告げられた言葉。
大好きだった人...それは3月に辞めた
数学の先生だった。
3月の退職間際、私は彼に思いを告げていた。
『わかった...彼女いるのだいたい知ってたよ。
これからは友達でいてくれる?』
気付けばボロボロ泣いていた。
[うん。てか何でお前泣いてるね―ん(笑)
もぉ電話切るぞぉ―っ おやすみなぁ~] ブチッ―***ツーツー
“何でお前泣いてるね―ん(笑)”
この言葉が妙に私の心に突き刺さった。
あなたが大好きだったからに決まってるじゃん…
電話を切ったその指で優に電話した。
『優~あたしフラれてん...』
電話越しだったが、初めて優に弱い姿を見せた。
「え―っ!!最悪やん。
だってあいつ、知華の気持ち知ってたのに!?
学校辞める時に“彼女おらん”って言ってたやん!!怒
ほんまに...知華、大丈夫なん?」
友達の優しさをこれほど感じた事は無かっただろう。
『明日、山口先生に相談しようと思うねんけど...』
「山口先生やったら絶対話し聞いてくれるって★」
大好きだった先生と山口先生は大の仲良しだったこともあり、
私は思い切って、山口先生に真実を告げる事にした。