つららつららうつつ
―――――あたしはこんなこという人のこと本当に好きなのか―――――

痛くて、
眠気もさめるわ。ドラマのワンシーンならばヒロインはあんたなんかこっちから願い下げよ!と強さとクッションを投げて立ち去るのだろう。しっかりしていることだ。いつだってそういう人はなんか最後は勝つ。ドラマはいいなと、頭の隅で何かが灯って、ふとさめた。






とうとう彼はベッドルームから出て行く。あたしに押し付けた無神経を片付けないまま。



彼の腕時計を狂わせてみた。独りって、誘惑のかっこうの餌食だ。


帰ったら泣くのだろう。100%手も足も出ない。あたしの今は『〇〇〇〇』なんだね。うつつにつらら刺さる。
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