いちごあめとキミ
一気に疲れが出る。相手のペースに合わせないといけないなんて、もうあたしも無理だ。



きっと爽汰くんも、これからあたしに電話してくることなんてないだろう、そう思っていた。



「未羽ー? 起きてるの?」


階段の下からお母さんの声がした。


「起きてるよー」


と、返事をする。


「夕ご飯の準備、手伝ってちょうだい」



……面倒だなー。と思いながらもお腹が空いていたので

「はぁい」


と言いながら、階段を急いで下りていった。


それから夕ご飯を食べて、お風呂に入り、眠りについた。



今日一日、不機嫌だったのはいうまでもない。
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