cherry
「実はね・・・瞬くんが、急に足が痛いって言い出して、保健室に運ばれたの!」

とたんに、みんながざわめき始めた。

えっ・・・

瞬が!?

さっきまで、あんなに元気だったのに・・・

「瞬は、小さいときから足に病気を持っていて、いつ痛み出すか分からないんだ。」

拓也がみんなに説明した。

そんな、病気だったなんて・・・

「瞬がいなかったらさ・・・俺ら勝ち目ないじゃん!」

1人の男子がそう言うと、みんなも同じことを口にし始めた。

そのとおりだ・・・

瞬は、拓也の次に足が速い。

そんな瞬がいなかったら、勝ち目はないだろう。

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