下僕主とツンデレ超えた召喚物


いつものラグナだ。


さて、下らない話だった。と藍色の髪(後頭部)が俺の目に入る。


改めての話だが、ラグナは顔が整い女みたいに綺麗な造形をしている。


かっこいいのに、美麗的な。だからこそ女がキャーキャー言うんだが。


顔が見えない後ろ姿を見れば、立派な男だ。


長身で、頼りがいある背中。


全てを背負えるぐらいに、何もかもを自分の“前”で排除できよう力を持っているのに。


俺よりも寂しく思えた背中は、きっと“重量オーバーした”背中だから。


背負いすぎにも見えた背中は今にも体ごと潰れそうで、寂しかった。



ラグナには、“分かち合う奴”が一人もいないのだから。






絶対的な力を持つ奴が誰を頼れっていうんだ。


ラグナにしてみれば、周りは全て自分よりも“脆いモノ”でしかないのに。



< 153 / 319 >

この作品をシェア

pagetop