下僕主とツンデレ超えた召喚物


ラグナロク。
全てを破壊するものでありながら、全てを守っているもの。


しかして、あの人形は強い奴に変化するのではないか。


実際にラグナに変化していた人形はまた泥人形に戻り、媒体を女神様に変えているようだが。


「あ、れ……」


変化しない。


ぶくぶくと沸き立っているようだが、泥人形のままだった。


「ほほ」


女神様が人差し指を向ければ、泥人形の右腕が破裂する。


よろめく泥人形でも、必死に媒体から目を離さず。


「無駄ぞ」


一喝して女神様は、泥人形をあざ笑っていた。


「そなたは“登山者”だ。山の高みを目指し、頂に登る登山者。常に高い頂を目指しては進み、登りきるが――ふん、余を山として見るとは何事か。

思い違いもいいことぞ。例えそなたが空に向かう鳥としても、天使であっても、余には“届きやしない”。

余は“計れるモノ”ではないのでな。それでも尚、余に届こうとするかえ?ほほ、面白い。“無限の創世結果”のさだめか。

ならば、そのさだめを思う存分生かせる世界に送り届けよう」


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