下僕主とツンデレ超えた召喚物


『呼応した、マスター』


「ふふ、ありがとう」


登場した鎧は生きていた。


笑いかける先生はさも当たり前のように接するが、生徒たちはみな落ち着かない。


「あれが先生のパートナー……」


「すっげー、かっこいい」


「“炎に寝た女騎士”(ブリュンヒルデ)を呼び出せるなんて……」


耳につく先生への賞賛。


俺にとってはもう見た目だけですげーと思ってしまうが、呼び出したモノの“価値”にみんなは驚いているみたいだった。


「みんな、お静かにー。これからみんながやるのは召喚。初めての召喚で喚ばれるのは、今後、その人の一生を通して通じる大切なパートナーになるんだから真剣な気持ちでやるのよー」


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