つぶやき

03_親はあっても子は育つ

『親はあっても子は育つ』

坂口安吾の言葉だそうです

親はなくても子は育つ
という
諺をもじったもの

今の時代
親があるほうが
ありがたくもあり
ありがたくもなし
という
複雑な関係

確かに
毒のある親もいます

親だからといって
無償の愛を求めても
全幅の信頼を求めても
叶わないこともある

自分と子供を同一視したり
過度な期待を課したり
子供の全ての行動に干渉して
生きる目標を見失わせたり
子供の為と称して
見当違いな幸せを強要したり

親のない子は
周りの愛によって生かされる(←これは詭弁かもしれませんが)

親のある子は
親の歪んだ愛によって殺される
というような状況が
生まれたり
生まれなかったり

だから
人は常に
親としての愛のもち方を
模索し続けなければならないのでしょう

わたしの愛は
子供の糧として身になっているか
子供が自ら成長する土台となっているか
安らぎと幸せを与えているか

問い続ける必要があるのです
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