白虎連合Ⅰ
文化祭は始まり、校門からたくさん人が入ってくる。
着ぐるみを着た人がビラを配ったり、風船をあげたり。
他にもプレートを持った人達がウロウロしている。
「三名様入りまーす」
私のクラスにも続々とお客が入ってきていた。
けど私と紫織は接客をしない。
「うち絶対行かへん」
「わがまま言わない!!!それでも白虎幹部なん?!」
「関係ないやんかっ」
それは私が駄々をこねているから。
舞台裏で引っ張られる私は必死で隠れているロッカーにしがみつく。
紫織は蓮に鍛えられたのか、凄い力で引っ張られて。
「あの…華風さんと水嶋さん…」
「なに?」
「指名入ってんけど」
「はっ?!」
ひょこっと顔を出した男子の言葉に目を見開く。
その言葉に紫織はニヤッと笑って。
「ほら行くで」
「…ありえへん」
仕方なく私はロッカーから手を離した。
.