白虎連合Ⅰ






部屋中に沈黙が走る。

先生は驚き固まって。



私は意味が分からなかった。






「どういう意味…?」


「ゆい、お父さん今日話あるって言ってたよな?」


「うん、」


「家帰ってから言うから、ちゃんと」






悲しく笑う父から目が離せない。

母も下を向いていて。







ずっと一緒にいられると思ってた。

ちゃんと変われたから一緒にいられるって。



けれど、







「ゆいちゃん、帰りましょ」


「…うん」








現実は、やっぱり厳しい。









.
< 336 / 382 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop