白虎連合Ⅰ
「ゆいー!!!おっはよん!!!」
「おはよーっ」
次の日の朝、下駄箱で抱き付かれながらズルズルと校舎へ。
階段を登り、廊下に出ると今日もまたギャル軍団。
「ほらほら邪魔やっつーの」
「いたっ!!!ウザいし!!!」
「どーもっ」
紫織は彼女達を蹴り、無理矢理道を開けていく。
その後ろに私も付いていって。
頼もしい子やわ、あんた。
「ゆいちゃん、おはよ」
「あ、おはよう」
「紫織も…」
「一応やろっ」
いつも通りの朝。
けど今日の会話はそれで終わらなかった。
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