オトナ彼氏∞




カツンッ…


美人さんは私達の目の前で立ち止まった


「…あなたが小早川結花さん?」


「へ?」



急に名前を呼ばれたのでびっくりして顔を上げた



サングラス越しに合わさる視線



「…あ、はい」


「そう…。ようやく会えたわ」


美人さんは私だと確認すると、ニッコリと微笑む


周りの空気が一瞬でお花畑のような甘い雰囲気に包まれる


き、綺麗ぇ…


「あなたとちょっとお話したくて…」


美人さんはチビの私に視線を合わせるように、少しかがんでくれた



「あ、あの…。どちら様でしょうか…」


「あ、自己紹介がまだだったわね」




美人さんはくすりと笑い、クラッチカバンの中から名刺をだした



「…西川…景子さん?」


なんか…どっかで聞いたような



「え?!に、西川 景子?」



私のつぶやきを聞いたりっちゃんが驚いたように叫んだ



「え!?あのMON-MOとか、あらゆる雑誌の表紙を飾る、今テレビや映画に引っ張りだこな、あの西川景子さん?!」



りっちゃんがまくし立てて話すと、西川さんはニッコリ微笑んだ



「ハズレじゃないけど、なんだか恥ずかしいわね」


< 203 / 226 >

この作品をシェア

pagetop