オトナ彼氏∞
カツンッ…
美人さんは私達の目の前で立ち止まった
「…あなたが小早川結花さん?」
「へ?」
急に名前を呼ばれたのでびっくりして顔を上げた
サングラス越しに合わさる視線
「…あ、はい」
「そう…。ようやく会えたわ」
美人さんは私だと確認すると、ニッコリと微笑む
周りの空気が一瞬でお花畑のような甘い雰囲気に包まれる
き、綺麗ぇ…
「あなたとちょっとお話したくて…」
美人さんはチビの私に視線を合わせるように、少しかがんでくれた
「あ、あの…。どちら様でしょうか…」
「あ、自己紹介がまだだったわね」
美人さんはくすりと笑い、クラッチカバンの中から名刺をだした
「…西川…景子さん?」
なんか…どっかで聞いたような
「え?!に、西川 景子?」
私のつぶやきを聞いたりっちゃんが驚いたように叫んだ
「え!?あのMON-MOとか、あらゆる雑誌の表紙を飾る、今テレビや映画に引っ張りだこな、あの西川景子さん?!」
りっちゃんがまくし立てて話すと、西川さんはニッコリ微笑んだ
「ハズレじゃないけど、なんだか恥ずかしいわね」