オトナ彼氏∞




「西川は…俺の大学時代の後輩でさ。初めて会ったのはもう5年くらい前なんだ」


正樹さんは懐かしげに話しだした


ときどき私の髪を触りながら耳元で話すから、すっごくドキドキした



「俺が陸上のサークル仲間で飲んでたらたまたま西川がきてさ、俺の友達の彼女だったんだ。そこで酔った西川を俺の車で家に連れてったんだ。」


「…正樹さんが?」


私は一瞬嫌な予感が頭をかすめた


酔ったっていっても…2人きりになったんだ


何か…あったのかなって…



「西川の彼氏は車持ってなくてさ。俺がみんなを乗せて送ったわけ。おかげで俺だけ毎回酒が飲めなかったよ」



正樹さんは苦笑しながら、私の髪をすっとすくった



「…西川だけだと思った?」


正樹さんにはなんでもお見通し


「…はい」


いちいちこんなことでヤキモチ妬くなんて…

別にそのころは私と出会ってもなかったのに…私もバカだな


< 215 / 226 >

この作品をシェア

pagetop