【短】みずたま模様


「本当は好きだった」


静かな空間に静かに声が響いた。


「けど、俺のこと好きじゃなかっただろ?」


何も言えなかった。


「俺も忙しかったし……離してやろうって思った。けど……」


よく余計な一言を言うんだから。


心の中でこっそりため息をついた。


それから息を深く吸った。


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