ピンクのタオル―恋人は野球選手―
『ううん。そんなこといいの。
尚人、大丈夫?』



『あぁ。なんとか。』

はははって元気がなさそうに笑った。


辛いなら無理に笑わないでよ…






『明日、会えないか?
久しぶりに真鈴に会いたい。』


『うん。私も会いたい。
できたらゆっくり話したい…』


尚人の辛い気持ち、全部聞きたい。


尚人が辛いの私も嫌だよ。




『じゃぁ俺の家おいで。
明日迎えに行くよ。
3時くらいでいい?』


『うん。待ってるね。』




< 167 / 291 >

この作品をシェア

pagetop