ピンクのタオル―恋人は野球選手―

もう戻れないのかな…

『真鈴の家に着いたよ。』


そう届いた尚人からのメール。





「いってきまーす!!」


私は急いで外に出た。



「尚人ッ!」


「真鈴、久しぶり。
乗りなよ。」



私は尚人の車に乗った。



「これ、あげる。」


尚人が渡してきたのは



「チケット…?」


そう、野球観戦のチケット。




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