ピンクのタオル―恋人は野球選手―
「俺な、ずっとずっと前から好きな人いるんだ。
絶対付き合って幸せにしてやろう!って思ってたんだけどそいつ付き合っちゃってさ。」



「うん。」



「そいつが幸せになってくれるんだったら諦めようって思ったんだけど無理だった。」



「うん……」



「お前だよ。」


「え…?」


裕斗、今何て?


何言ってんの?



「真鈴、今、すっげー傷ついてると思う。
その傷、俺が消してやっから…
内海選手のこと無理に忘れなくていいから
俺と付き合ってくれ。」


そう言った。



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