ピンクのタオル―恋人は野球選手―
「真鈴?」


「あ、ごめんね。」


私はそう言ってスーツの裾を掴むのをやめた。


ずっと一緒にいたいな。


いつの間にこんなに寂しがり屋になったんだろう。





「今度またチケットあげるから
応援しに来て?」


「うん。
なんか寂しいな…」



そういう私を尚人は優しく抱きしめてくれた。



「俺もだよ。
今日絶対に電話するから。」


「うん。待ってるね。」


じゃぁなと尚人はそう言って玄関を出て行った。




< 238 / 291 >

この作品をシェア

pagetop