ピンクのタオル―恋人は野球選手―
「なんかあったの?
今日の裕斗変だよ?」



「別に何にもないよ。」



「ほんとーに?」



裕斗はうんと言って


席を立った。









「いい加減気付いてよ?」


私の耳元でそう言うと


裕斗は教室を出て行った。





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