ピンクのタオル―恋人は野球選手―
「ううん。
なんか辛いことあったら言っていいよ?
私、尚人の力になりたい。
こんなことしかできないけど…」




「ありがとう。
真鈴って優しいな。」



尚人は少しだけ笑顔を取り戻した。




よかった…





「でもね、尚人は頑張ってる。
だから大丈夫だよ。
絶対打てる…」



私は無意識のうちに


尚人の頭を撫でていた。





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