涙味のキス
『・・・さぁ!今夜はここに泊っていきませんか?』
無理に明るくふるまう彼。
事情は全然知らないし、どこの誰かもわからなかったけど
私はこの人を信じることにした。
そして、泊りの誘いも軽くokした。
だって私には帰る場所がないもの。
私の居場所はもうあの世界にはないんだわ
帰っても、待っているのは
あの嫌な空気の病院のベッド。
どうせ一人でまた孤独になるのなら
この人の笑顔を見てみたいと思った。