涙味のキス


『・・・さぁ!今夜はここに泊っていきませんか?』


無理に明るくふるまう彼。


事情は全然知らないし、どこの誰かもわからなかったけど

私はこの人を信じることにした。


そして、泊りの誘いも軽くokした。


だって私には帰る場所がないもの。

私の居場所はもうあの世界にはないんだわ

帰っても、待っているのは

あの嫌な空気の病院のベッド。


どうせ一人でまた孤独になるのなら

この人の笑顔を見てみたいと思った。
< 22 / 183 >

この作品をシェア

pagetop