Letter→君へ
向こうの道路から・・

『優也?』

と声が聞こえた。

俺はすぐに振り返った。

沙織・・・・・。あれは沙織だ。

学校の制服にサブバックを持っていた。

きっと、今部活が終わったのだろう。

俺は大声で叫んだ。

『さおり~~~~~!!』

すると沙織は微笑んだ。

よかった・・・・。

この時をずっと待ち望んでいた。

そう、あの出来事が起こるまでは。

そして、沙織が道路を渡ってこちらへ向かってきた。

すると・・・・

道路からスピードを出した車が走ってきた。

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