オレの相棒。
「そうか。仲のいい永谷ならなんか知ってるんじゃないかと思っただけだ。練習に戻ろう」


キャプテンには知らないと言ったものの、ふと目が神風の方に向いた。



いつもの笑顔がなく、ただ黙々と走り続けている姿が目に入る。

…そうだ、別にオレと神風は何の関係もないんだ。あんなやつ知ったこっちゃない。


オレには全く関係のない話だ。


練習を終え、帰り支度をしようと部室に向かう途中、一人の女が声をかけてきた。









< 25 / 320 >

この作品をシェア

pagetop