オレの相棒。
「あ………あ、の」
「ん?」
小柄な女が声をかけてきた。制服を着ていたから、すぐにこの学校の生徒だとわかった。
「…か…み」
「え?」
「悠弥…知りませんか?…」
今にも消えそうな声でボソボソと言う。聞き取りづらい声だった。
「悠弥?そんなやつ知らねえな。」
「あ…そうですか…。あの…あなた…、永谷東くん…ですか…?」
「ああ。」
「悠弥が…いつも話してます…。永谷くんの…こと。」
こんな女の子がオレの事を知ってたのも驚きだったけど、何よりその「悠弥」というやつにも驚いた。
オレのこと…そんなに話すやつなんていたか?