オレの相棒。



「あ………あ、の」

「ん?」


小柄な女が声をかけてきた。制服を着ていたから、すぐにこの学校の生徒だとわかった。

「…か…み」


「え?」

「悠弥…知りませんか?…」


今にも消えそうな声でボソボソと言う。聞き取りづらい声だった。

「悠弥?そんなやつ知らねえな。」


「あ…そうですか…。あの…あなた…、永谷東くん…ですか…?」

「ああ。」


「悠弥が…いつも話してます…。永谷くんの…こと。」



こんな女の子がオレの事を知ってたのも驚きだったけど、何よりその「悠弥」というやつにも驚いた。


オレのこと…そんなに話すやつなんていたか?





< 26 / 320 >

この作品をシェア

pagetop