オレの相棒。



自己紹介が終わると、監督が集合をかけた。三年から順番に並ぶ。


「三年と二年は各自練習に戻れ。一年は今から二時間ずっと走り込みだ。」



監督と向かった先には、100段ほどの階段がそびえ立っていた。……ここを走らせるつもりか。


ピッという合図でスタートした。思ったよりもキツく、一時間を過ぎると脱落者もポロポロ出てくる。



だっせーな、こいつら。

みんな脱落するんじゃねえか?





その予想は見事に外れることになるとは思ってもみなかった。







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