君色の夢に恋をした。


わかってはいた。


昨日まで人を拒んでいた私が、急に受け入れられるはずないって。


そして、受け入れられるためには、

今までの分、頑張んなくてはいけないって。


人との付き合いは、思ったより難しい。




…頑張らないとな。


自分のため、

そして…翔のためにも。




小さな決意を胸に掲げた夏の日。


太陽はいつも以上にまぶしかった。









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