君色の夢に恋をした。


そっと。

空を見上げてみる。



…太陽。

眩しくて、
明るくて、

決して、届かない存在。



けれど、『太陽』がなければ生きていけない、


大切なもの。




…私にとっての『太陽』は一体なんなんだろうか。


普通に太陽を描くのはありきたりすぎる。


じゃあ、一体何を…??



「…どうしたの??」



そんな風に頭を抱えていた時だった。


ふと顔をあげると、

そこには白い歯を二カッと覗かせながら、私と同じ目線にいる翔。



< 190 / 352 >

この作品をシェア

pagetop