花言葉〜チューリップ〜




「くまきち!お前どしたの?」






あたしが呼ぶより先に、冬樹が来てくれた。





こんな少しのことであたしは、嬉しいんだよ‥?






「冬樹‥。‥あのね、この前永石くんと話したんだけど‥。」






「永石と?」







「うん。そしたらね‥。色々言われたの。」






「ちょっと、教室出ねぇ?」






冬樹に頷いて、二人で教室を出た。






非常階段の踊り場で、あたしたちは座り込んだ。





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