花言葉〜チューリップ〜





「そんで、どした?」






「あのね、冬樹があたしと付き合ったのは、好きだからぢゃなくて、結の説得があったからだって。冬樹は本気ぢゃないけど、俺は本気だから、俺と付き合えって‥。」







「は?永石がそんなこと言ったのか?」







「うん。」







「まぢかよ‥。でも、大丈夫だからさ。」






「でも、いい加減気付けって‥。冬樹と美和ちゃんが両想いなんだって‥。」





あたしは、俯いた。





< 50 / 113 >

この作品をシェア

pagetop