上司に恋しちゃいました
* *  *

新着メールが一件きていた。


受信箱を開くと鬼の王子からで、今日は直帰で早く家に帰って来てるから、美月も来ないかという誘いのメールだった。


あたしは右上の鍵がかかった机を開けると、先日貰った合鍵を取り出した。


思わず頬が緩んでしまう。


すぐにでも駆けつけていきたい衝動を押し殺した。


鬼の王子の家はオシャレな高級マンションだった。


エントランスはオートロックになっていて、ホールにはモダンで落ち着いた柄のソファや大きな観葉植物が置かれている。


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