上司に恋しちゃいました
部屋はリビングがやたらと広くて、モデルルームのように精練された内装に、黒で統一された部屋は高級感が漂っていた。
あたしの何の変哲もないマンションとは雲泥の差で、鬼の王子を狭い部屋の中に入れてしまったことを少し後悔したものだ。
早く仕事を終わらせて帰りたかったけれど、予想外に時間がかかってしまった。
急いで鬼の王子のマンションに行き、部屋を開けると電気がついていた。
足元に目をやると見慣れた革靴。
「お~おかえり」
鬼の王子が笑顔でリビングから顔を出した。