上司に恋しちゃいました
想像していた料理は、洋食でいかにも手が込んでますってかんじの料理だったので、意外と庶民的で驚いた。


鬼の王子は、はっきりと肯定したあたしの言葉に豪快に笑うと、


「これが俺の4番バッター」



と得意気に言った。


誰にでも作れそうな肉野菜炒め。


鬼の王子の料理の腕前は、そんなに大したものではなさそうだった。


「……うん、美味しいです!」


「だろ~? 俺はこれで命を繋ぎ止めてきたんだから」


野菜の切り方も雑だし、異様にもやしが多いけれど、味は確かに美味しかった。


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