上司に恋しちゃいました
「なんか、安心しました」
「ん? 何が?」
「課長が完璧な人じゃなくて。
これで料理も上手だったら、あたし何のために課長と結婚するのか分からないですもん」
「……それって褒めてるの?」
「もちろん! 最高の褒め言葉です」
鬼の王子は嬉しそうに、顔をくしゃっとさせて笑った。
可愛いなぁ……
鬼の王子の方が年上だから、可愛いなんて思うのはちょっとおかしいのかもしれないけど……。
でもやっぱり、可愛い。
あたしはこういう所にも、惹かれたのかもな……。