上司に恋しちゃいました
「……イジワル」


潤んだ瞳で言うと、鬼の王子は嬉しそうに


「俺って意地悪だもん」


と言って再びキスをしてきた。


鬼の王子の頭に両手をまわし、自分から深いキスを求めた。


こんな風になっちゃうのは鬼の王子のせいなのに。


意地悪な王子に、あたしは今日も溶かされる……。


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