王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
「今日の誕生日会楽しみにしてますね」

 そうだ今日は光ちゃんの誕生日会をする
んだった。

「うん、楽しみにしててね」

「そこの2人もういいか~?」

「は、はい~」

 あたし先生恐怖症になりそう。

「今日はみんなに言っておくことがある」

 なんだろう?

「学級委員を勝手に決めさせてもらった」

『え~~』

「お前ら俺に文句があるのか?」 

 先生はさっきあたしに見せたこわい笑顔
をみんなに見せた。

『あ、ありません』

 先生それは脅迫だと思います。

「そうか。まぁ~安心しろ!ちゃんとしっ
かりした奴を選んだから」

 しかっかりしてる人って誰だろ?

「それじゃー発表するぞ!前期学級委員
は・・・」

 なんか分かんないけど緊張してきた。

「星光だ。星、前に出てなんか言え」

 なんかって先生。

「学級委員に選ばれた星光です。まだ未熟
者ですが、みなさんをまとめられるように
頑張るのでみなさんも協力してください。
よろしくお願いします」

パチパチパチパチ!

 光ちゃんならあたしも賛成だな。あっ光

ちゃんが席に戻ってきた。

「すごいね光ちゃん」  

「そーですか?」

「そうだよ!だって学級委員って大変じゃ
ん!」

「そうでもないですよ。それより先生がこ
っちを凄い眼で見てますけど」

 そう言われあたしは恐る恐る先生の方を
見た。

「姫野そんなにおしゃべりしたいのか?そ
れなら学級委員になってみんなの前でおし
ゃべりしてもらおうか」

「む、むりです」

 学級委員なんて絶対できない。

「それじゃーもう1人の学級委員は姫野で
決まりだな」

「え~そ、そんな~」

「今から他の委員会を決めるからな」

 先生はあたしを無視して話始めた。





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