王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~

文化祭巡り

《みやびサイド》
「ご注文はお決まりでしょうか?」

「ミルクティーを二つ」

「はい、かしこまりました」

 あたしはミルクティーを取りに行った。

 は~疲れたな~。

「休憩まであと二時間もある~」

「疲れたんですか?」

「うわっ!」

 びっくりした~。

「うん、ちょっと」

「それじゃーこのミルクティーは私が持っ
ていきます。姫野さんは少しここで休んで
てください」

「いいの?ありがとう!」

 光君優しいな~学校バージョンだと。

 2人だけの時はすごいきついけど。

 そんな事を思っていたら由希ちゃんが来
た。

「ねぇーねぇーみやび~!」

「なに?」

 あたしはそばにあった紅茶を飲んだ。

「みやびと光さんってなんかいい感じだけ
ど、まさか危ない恋に落ちてるとか!?」

「ぶっーー!」

 あたしは飲んでいた紅茶をふいてしまっ
た。

「そ、そそそそんなわけないじゃん!」

 確かにあたしは光君のこと好きだけど・
・・。

「そう言うわりには動揺しすぎじゃない?」

「それは由希ちゃんが急に変なこと言うか
ら!」

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