王子様orお姫様 ~お姫様の正体は王子様!?~
「ほんとかな~?」

 由希ちゃんから疑いの目で見られる。

 こんな話をしていると光君が戻ってきた。

「何の話をしているんですか?」

「噂をすればだね」

 由希ちゃんはあたしの耳元で小さい声で
言った。

「?」

「それじゃーみやびあたし戻るから!」

「な、なんでもないからね光ちゃん!!
それより持ってってくれてありがと!」

「いえ、これくらい」

 なんかドキドキする。由希ちゃんのせ
いで。

「それよりそろそろ休憩ですよ」

 あたしは時計に目をやった。

「ほんとだ・・・」

「それでは行きましょうか?」

「うん!」

 あたし達はみんなに言ってから着替えず
に教室から出て行った。

「なんかデートみたいですね」

「そ、そうだね」

 デート・・・。やっぱり緊張するよ~。

「あっれ~??みやびじゃん!」

「優ちゃん!」

 優ちゃんはもちろんあたしの友達。

「もしかしてデート!?」

「ち、ちがうよ。こっちは光ちゃんだよ」

「え!?分かんなかった」

 まーたしかに男の子だもんね・・・。

「星さんって男装するとほんとの男の子
みたい!すごくかっこいい!!」

< 69 / 205 >

この作品をシェア

pagetop