初恋 ―約束。―


キーンコーンカーンコーン…


「んぁ、予鈴だ」

「んぁって…色気のない…」


葉月がまるで外国の人のようなポーズで、

「はーぁ」と大げさにため息をつく。


「うるっさいな!もう席戻りなって!」

「だからぁ~俺~ここなんだよねぇ~(笑」


「えっと、じゃぁ私は席に戻るね?じゃ後でね!夏鈴ちゃん!」


愛がおずおずと席に戻った。


「夏鈴ちゃん、大丈夫。僕もいるし。変なことしそうになったら教科書でたたくから…安心して?」

「あっ……ありがとうっ」



やっぱり瑛也君はカッコいいなぁ~


葉月なんかとは大違いだぁ!!!




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