流れ星のカケラ【完】

「なぁ優貴、酷いこと言うけど、もし優貴の両親が星になってなかったら俺たちはこんな風に出会わなかったんだから…。」

初めてお母さん達の事を言った言葉に優しさを感じたの。

お母さん達が星になったことに対してもう悲しく思わないで前向きな気持ちになれた。

「優貴、誕生日おめでとう。」

何度言われても飽きないこの言葉。

聖、好き。

大好き。

あなたのおかげで今があるから。

和葉さんが出した詩集にこんなのがあるの。

キミが隣にいる

それは偶然なことで

決して運命、必然ではない

キミが笑うと私は心が温まる

キミが悲しんでいたら私は泣く

感情の共有は偶然でも運命でも必然でもない

ただ、私がキミのことが好きだから

好きだからそんなことができるのだ

キミが好き

キミのこの想いが届きますよう

星に願いを込めて_____
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