*ビターチョコレート*

俺が黙ったまま飯を食っていてもお構いなしに話しをふってくる大和




そんな大和が俺の顔をじっと見て少し黙り込む





俺は箸を置き、眉を潜め、大和を見た




「なんだよさっきから人の顔じっとみやがって」





そんな不機嫌な俺を見て大和はニヤッと笑う





「奏・・どうだ?初めての恋は!!」





そう言って俺の肩をバシッと叩く





「な、なんのことだよ。恋とかそんなもんく、くだらねえんだよ。」




そう大和からサッと目を逸らす




「くだらないか〜。そうかそうか〜。でもな、奏?俺の目は騙せねえよ?
つうか、クラスでおまえのこと見てりゃ誰でも分かるぞ?」





大和は腕を組ながら椅子の背もたれによっ掛かり、顎を少し上げて俺を見下ろすかのように見た




「あ?知らねえよそんなん。つうかお前は俺のストーカーか」




そうごまかそうとしても大和はまだ笑っている



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