*ビターチョコレート*
「じゃあ俺、風波柚子葉狙いでいくわ」
そうサラッと言った大和の言葉に少しドキっとする
少し冷静を保とうと意識すればするほど手に汗が滲む
「風波さんかわいいし、結構人気あるんだぜ?他の男もほっとかない。奏がいかないんだったら俺がもらう」
俺の目をジックリと観察しながらニヤニヤ笑う大和
俺は目を合わせないようわざとどうでもいい方向へ目をやる
「か、勝手にしろ」
そう下手な喋り方で言っても説得力に欠けるけど
何となくまだ認めたくなかった
「ま、冗談冗談!!俺はもっとセクシーな大人な女性がすきなの。
とりあえずいつでも相談しろよ!」
そう俺の肩をもう一度バシンと叩く