絶対読むな
それから30分後。





あたしはタンスに立て掛けた拓馬くんを抱き寄せた。





「やっと『二人っきり』になれたね。でも拓馬くんとお母さんが知り合いなんてびっくりしちゃったよ。拓馬くんも人が悪いなぁ。
お母さんをドッキリにかけるならあたしにも教えてくれたら良かったのに。お母さん完全に拓馬くんのウソ信じちゃってたよ。
年甲斐もなく、拓馬くんと結ばれるだなんて。笑っちゃうよね。うふふふふ・・」





やっぱり拓馬くんと一緒だと落ち着くなぁ。





お母さんを使った実験は失敗に終わっちゃったけど、あたし幸せ♪





これからはずっと一緒にいられるね。







ん?



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