絶対読むな
そんな由美を見て、ムフフとこぼれる笑みを手で押さえながら隠す裕子。





そして、笑みの理由を話してくれた。




「あのね、えり。なんで今日の由美の元気がないか教えてあげよっか? なんと由美ね、今日の放課後、好きな人と会って告白するんだって!」





「うっそ!? それ本当なの由美」






こっちに一瞥もくれることなく、秋間近の薄赤いモミジを眺めながら由美はこくりと頷いた。






由美の顔は秋真っ盛りのモミジ色になっていた。


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