絶対読むな
拓馬くんがあたしをあやすように言う。




「そろそろ学校に戻らないとね。それでさ、えり。あの~今月の分なんだけど・・・」





何か言いずらそうに口をモゴモゴ動かしている。






ん? 今月?  ああ、そうか。






あたしはスクールカバンの中をガサゴソと漁り、いつものように封筒を拓馬くんに手渡す。




「はい、今月の分。」




「ありがとう。いつも悪いな。でも助かるよ」





封筒を受け取り、中に入っているお金を数える拓馬くん。



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