野球部彼氏



「最後に言う、…………美紀チャンに手を出したらいくら、ヤクザの娘でもなお前を殺してやるよ」



坂場は宮永百合の胸ぐらを掴み、リボンを契り取った。



「覚えとけ、」



坂場はタバコに火をつけ、宮永百合の前から消えた。


「………馬鹿……」



なくなったリボンに寂しさを感じた。




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